こんにちは♬
まだまだ暑い日が続いていますが、日が暮れるのが少し早くなったり、
秋の風も感じられるようになりましたね。
9月から新しく入られた生徒さん達とのレッスンも続々と始まり、
生徒さんも私も段々と慣れてきました😊(最初はお互いに緊張するものです)
また、12月のクリスマス会・弾き合い会に向けて、
習い始めたばかりの生徒さんは音符を読む練習を始めたり、
12月までに曲を仕上げることを目標にしたり、
みんなそれぞれ頑張ってくれていて、とてもうれしいです。
生徒さん達からも刺激をもらいながら、
最近私は来月からのウィーンでの演奏の仕事のために
本腰を入れて自身の練習・勉強に励んでおります♫
どういう仕事かと言いますと、
ウィーン国立歌劇場(ウィーン国立オペラ座)でのオーケストラピットの中での演奏です。
クラシック音楽のオペラの作品ですと、オーケストラの中にピアノははあまり登場しないのですが、
今回の演目はジョージ・リゲティという作曲家が書いた、現代音楽のオペラ作品で、
現代音楽というジャンルでは、ピアノはオーケストラの中にも頻繁に必要とされるのです。
リゲティはウィーンで活躍した作曲家で、また今年は生誕100周年という記念の年。
今年は世界各地で、リゲティの作品がコンサートで取り上げられています。
ウィーンオペラ座でも、
リゲティの唯一のオペラ ”Le Grand Macabre” (ルグラン・マカーブル)
を今回新演出で、発表されます。
新演出なので、リハーサルの回数がとっても多いです。
(新演出でなければ、リハーサルの回数が3回で本番といった感じなので、
私にとってはそちらの方が恐ろしく💦リハーサルの回数が多い方が安心)
オーケストラの中での演奏は、普段一人で弾くのとは全く勉強の仕方が変わります。
もちろん練習も大切ですが、弾くだけでなく、
周りの楽器がどういう動きをしているのか、ピアノパート譜ではなくスコア(総楽譜)を見比べたり、
歌詞やセリフを楽譜に書き込んだり、
地道に楽譜とにらめっこしている時間が長いです。
弾く練習では、メトロノームを使って練習。
オペラは途中セリフが入って、そのセリフの間は演奏がなくなり、
いきなり新しいテンポで音楽を始めなければならない場面が多いです。
もちろん指揮者がテンポを指示してくれますが、ある程度はテンポを自分の体の中に
入れられるようになっていなければなりません。
前回オペラ座での演奏の仕事は、コロナ禍になる前。
直接お会いしたことはなかったのですが、その時の私の仕事の様子を覚えて下さっていた方から
今回この仕事の依頼を頂きました。
私は現代音楽も専門としているので、とても興味深く、自己研鑽のためにもこの仕事を受けたいと思い、
ウィーンへ行くことを決めました。
ウィーンへ行けるのも、期間中に代講してくださる安里先生、
またレッスンの日程調整にご協力下さった生徒・保護者の皆様のおかげです。
パワーアップして帰ってきたいと思っております!
またウィーンにいる間は、ウィーン便りとしてブログもたくさん更新したいと思っています☆
楽しみにしていてくださいね♫
ウィーン国立歌劇場(ウィーン国立オペラ座)。
ウィーンを代表とする観光スポットの一つでもあります。
オーケストラピットから見える客席