この写真はGP(ゲネラル・プローベ)の時の様子。GPとは、一般のお客様を入れて(GPだと格安でチケットが買えます)本番同様にリハーサルを行います。
私は写真左下でチェンバロを弾いています♪
さて、皆さん、チェンバロという楽器はご存じでしょうか?こちらがチェンバロです♬
チェンバロは、バッハやヴィヴァルディが活躍したバロック時代に盛んに使われた楽器で、
ピアノと比べて繊細で柔らかく、ギターやハープのような音がします。
見た目はどうでしょうか。
鍵盤がピアノの黒鍵と白鍵とは逆になっていますね!
また、音が出る仕組みも、ピアノとは異なります。
チェンバロは、弦が爪がセットされていて、その爪ではじかれることによって音が出る、ギターと同じような仕組みで音が出ます。
ピアノは、弦を下からハンマーで打って音が出るので、実はピアノは打楽器とも呼ばれたりするのです😳
下を見てみると、ペダルのようなものがついていますね。これはペダルではなく、レジスターという機能で、音の表情や音量を調整します。
8フィート、4フィートのレジスターが付いているチェンバロが一般的ですが、今回弾いているチェンバロは16フィートまで付いており😳とっても低い音まで出せて、大音量を出すことが出来る、とても珍しいチェンバロを弾いています。
チェンバロは、日本ではお目にかかれる機会は少ないですが、ウィーン国立音大で古楽器が必修科目でしたので、二年間勉強しました。
写真は、レッスン場所だった先生のご自宅。
〇世紀のイタリア式の楽器、〇世紀のフランス式の楽器…など、先生のご自宅にはたくさんのチェンバロが✨
まるで楽器博物館のようなご自宅で、チェンバロを学べたことは、本当に貴重な経験でした😊
今回は、チェンバロという楽器についてのお話でした♬